米Googleは米国時間5月8日,同社の無料Web解析サービス「Google Analytics」を刷新したと発表した。新版では,レポーティング機能の強化などを通じて,データの共有と,Webサイト管理や広告キャンペーンに関する意思決定を容易に行えるようにした。

 具体的には,電子メールでレポートを送信できるほか,PDFフォーマットでの出力にも対応する。カスタマイズ可能なダッシュボードにより,必要なデータを適時,関係者に送信することも可能。またグラフ表示により,任意の期間の比較や,長期的なトレンドも把握できるようにした。さらにデータを平易な言葉で説明するなど,直感的なユーザー・インタフェースを採用した。

 Google Analyticsは有料広告サービス「Google AdWords」に統合されており,新規登録ユーザーは直ちに新版を利用できる。現行版を利用中のユーザーについては,今後数週間かけて新版に移行していく。

 「広告主やWebサイト運営者は,Google Analyticsの新版によって顧客ニーズを正確に把握し,広告のROI(投資回収率)や顧客のeコマース体験を大幅に向上できる」(Googleエンジニアリング・ディレクタのPaul Muret氏)。

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