米Time Warnerが米国時間5月2日に発表した2007年第1四半期の決算によると,売上高は112億ドルで前年同期比9%の増収だった。だが純利益は12億ドル(希薄化後の1株あたり利益は31セント)で,前年同期の純利益15億ドル(同32セント)を下回った。

 事業別の売上高をみると,AOL事業が前年同期比25%減の15億ドル。Cable事業が同61%増の39億ドル,Filmed Entertainment事業が同1%減の27億ドル,Publishing事業が同1%減の10億ドルだった。Networks事業は24億ドルで横ばい。

 AOL事業は広告収入が前年同期比で40%増加したが,サブスクリプション収入が同43%落ち込んだ。3月末時点の米国会員は合計1200万人で,前期から120万人減少し,前年同期からは660万人縮小した。会員減少について同社は,「広告事業を優先する戦略が部分的に影響した」と説明している。

 Cable事業では,加入者の44%(650万人)が映像/高速データ/音声サービスのいずれか2つ以上を契約しており,12%(170万人)が3サービスを導入している。

[発表資料(PDF書類)]