ルクセンブルグのピア・ツー・ピア(PtoP)映像配信会社Joostは米国時間4月26日,米Hewlett-Packard,米IBM,米Intel,米Microsoftをはじめとする32の大手企業および組織と広告配信に関する契約を結んだと発表した。

 広告配信契約を締結した企業には,上記4社のほか,米Coca-Cola,米Motorola,米Nike,米General Motors欧州事業の「Opel」および「Vauxhall」ブランド,仏L’Oreal Paris,フィンランドNokiaの「Nシリーズ」ブランド,英Virgin Money,英Vodafone,米Warner Bros.,米Electronic Arts,米Kraft,米Nestle Purina PetCare,米Procter&Gamble,ソニーの米国法人Sony Electronics,米United Airlines,米陸軍,米Visaなどが名を連ねる。

 Joostは20以上のメディア企業およびブランド・エージェンシと協力し,革新的な広告を開発するとともに,広告の認知度,好感度,成約率,ブランド強化などに焦点を当てた消費者の行動傾向,広告効果を測定する。

 同社グローバル広告担当シニア・バイス・プレジデントのNick Loria氏は,「広告配信パートナがこれほど世界的な広がりを見せたことからわかるように,当社に対する反応は予想以上だ。オンライン・ビデオ配信は,広告主にとってますます競争的な媒体となりつつある。当社はピンポイントで広告ターゲットを定めて斬新な広告を配信することにより,他とは異なるキャンペーン環境を提供する」と語っている。

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