米連邦通信委員会(FCC)は米国時間4月25日,700MHz周波数帯のオークションに関する規定案を承認したと発表した。対象となるのは698M~806MHzの周波数帯。現在はテレビ放送に使われているが,2009年2月17日のデジタル放送への完全移行にともなって未使用となる。

 今回承認したのは,「Report and Order and Further Notice of Proposed Rulemaking」で告示している規定案。700MHz周波数帯を,商用サービス向け,ガードバンド(干渉防止用帯域)向け,公共安全向けに割り当てる計画で,同規定案はそれぞれの手続きに関する規則を定めている。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,FCCは2008年初頭には,700MHz周波数帯のうち60MHz幅をオークションに出す予定という。落札額は100億ドルを超えるとみられている。

 またFCCは,様々な企業および団体から提出されている700MHz周波数帯の用途プラン変更案などについても,意見を受け付ける。

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