ジュピターテレコム(J:COM)は4月26日,IPカメラを使った遠隔監視サービスを開始すると発表した。ブロードバンド・インターネット・サービスの「J:COM NET プレミア」(下り最大30Mビット/秒)と「同ハイグレード」(下り最大160Mビット/秒)のユーザーが対象。6月からケーブルネット神戸芦屋と北摂ケーブルネットの2社でサービスを開始し,徐々に提供エリアを拡大する。

 サービスの名称は「安心見守りサービス(仮称)」。ユーザーが自宅などに設置したIPカメラの画像を,関西マルチメディアサービスが開発したモニタリング・システムの画像差分検知機能で分析する。画像に何らかの変化があった場合にはインターネット経由でJ:COMのサーバーに画像を保存し,ユーザーの携帯電話やパソコンのメール・アドレスに警告を通知する。ユーザーは,携帯電話やパソコンの画面から画像を確認できる仕組みだ。

 「基本パック」と「安心パック」の二つのサービス形態を用意する。基本パックは,IPカメラとの接続や画像の閲覧,録画,転送など監視に必要な機能を提供するもの。一方の安心パックは,緊急時などに警備員の出動要請ができるセントラル警備保障の「要請出動サービス」の基本契約部分を基本パックに加えた。

 料金は基本パックが月額840円,安心パックが月額1575円。いずれもIPカメラの購入費用と工事費用は別に必要。また安心パックで警備員に出動を要請した場合は,別途費用が発生する。

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