米QUALCOMMは米国時間4月25日,2007年第2四半期(1~3月期)の決算を発表した。第2四半期は,CDMA2000およびWCDMA対応チップセットと携帯端末が好調で増収増益を達成。チップセットの需要とCDMA2000端末の出荷台数が予想を上回ったことなどを受け,通期の業績見通しを上方修正した。

 第2四半期の売上高は22億2000万ドルで,前年同期と比べて21%増加,前期からは10%の増収となった。GAAPベースの純利益は,前年同期比22%増の7億2600万ドルで,前期比では12%増加した。希薄化後の1株あたり利益は43セントで,前年同期から26%高くなった。

 プロフォルマ・ベースの純利益は8億3800万ドルで同19%の増益。前期比でも16%増加した。QUALCOMM Strategic Initiatives(QSI)事業の経費(1株あたり1セント),株式報酬関連費用(同5セント),買収関連の費用(同1セント)などを除いた場合,希薄後の1株あたり利益は50セントとなる。

 QUALCOMMの業績見通しによると,第3四半期の売上高は前年同期から13~18%増の22億~23億ドルの範囲。希薄後の1株あたり利益は同16~22%増の43~46セントの範囲を見込んでいる。2007年通期の売上高は,従来予測の81億~86億ドルの範囲を84億~87億ドルに,希薄後の1株あたり利益を従来の1.44~1.49ドルから1.57~1.61ドルの範囲に上方修正した。

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