米Adobe Systemsは2007年4月26日,同社のWebアプリケーション開発ツールである「Adobe Flex」をオープンソースで公開すると発表した。ライセンスはMozilla Public License(MPL)。オープンソースFlexの情報は専用Webページで提供する。

 Adobeは,ActionScriptの実行エンジンである「ActionScript Virtual Machine」をオープンソースの支援団体であるMozilla Foundationに寄贈するなど,オープンソースとの関わりを深めている(参考記事)。Flexのオープンソース化もこの流れに沿ったものだという。なお,Adobeは商用ライセンスのもとでのFlex SDKや他のFlex製品の提供も継続する。

 2007年夏に,次期Flex(開発コード名Moxie)のプレリリース・バージョンを公開し,Flex SDKのデイリー・ビルドとバグ・データベースの提供を開始する。MPLのもとでオープンソース化したFlexは,2007年後半に,Moxieの正式リリースと同時に公開する予定だという。