基本性能・機能を強化した「EMP-X5」
基本性能・機能を強化した「EMP-X5」
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2600ルーメンと高輝度製品ながら価格を抑えた「EMP-822」
2600ルーメンと高輝度製品ながら価格を抑えた「EMP-822」
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 セイコーエプソンは2007年4月24日、液晶パネルを利用した3LCD方式のデータプロジェクター「EMP-X5」および「EMP-822」を発表した。価格はEMP-X5がオープン、EMP-822が19万8000円(税抜き)。いずれも出荷は2007年6月。プロジェクターには3LCD方式とDLP方式があり、3LCD方式は一般のDLP方式よりちらつきを押さえた表示になる。

 EMP-X5は、プロジェクターを使用するのは初めてというユーザーを想定した入門機。輝度は2200ルーメン。XGA表示に対応しており、使用後のクールダウンが必要ない「ワンタッチオフ」機能、本体の傾きを自動検知する「自動台形歪み補正機能」など、基本的な性能、機能を備えている。1.8mの距離でも60型相当の画面で表示でき、スクリーンが白くない黒板に投射する場合でも色合いを自動的に調節する「黒板モード」も装備した。

 EMP-822は、輝度が2600ルーメン。この輝度ながら価格を19万8000円と抑えているのが特徴。4系統の映像ソースを同時に接続し、切り替えて投射することが可能なほか、音質を重視したスピーカー(出力7W)を内蔵した。プロジェクターを使用後、本体をクールダウンせずにすぐに電源ケーブルを抜くことができ、後片付けが素早くできる「ダイレクトシャットダウン機能」を装備。標準で付属するソフトウエア「EMP Monitor」を利用すると、遠隔操作や機器監視などのLANを介した運用管理が可能になる。

 外形寸法は、EMP-X5、EMP-822ともに幅327×奥行き245×高さ92mm。重量はEMP-X5が約2.7kg、EMP-822は約2.9kg。EMP-X5と携帯型スクリーン(50型)をセットにしたモデル(価格はオープン)、EMP-822とレーザーポインター付きワイヤレスプレゼンマウスをセットにしたモデル(価格は19万8000円)もある。いずれも限定3000台。