写真 ソフトバンクモバイルが26日から発売する「X01NK」
写真 ソフトバンクモバイルが26日から発売する「X01NK」
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 ソフトバンクモバイルは4月24日,法人専用の第3世代携帯/無線LANデュアル端末「X01NK」を4月26日から発売すると発表した。端末は,一般のパソコンと同様のQWERTY配列キーボードと2.8型QVGA液晶を搭載するが,カメラは非搭載。割賦販売ではない通常の参考価格は2万円台後半を予定する。同製品の発売については,同社の春モデル新機種と同時に1月25日に発表していた(関連記事)。

 X01NKはフィンランドのノキア製で,ノキア・ジャパンが2006年末に発売した「Nokia E61」のソフトバンクモバイル版。E61との違いは,ソフトバンクモバイルが法人向けにセキュリティ機能を強化したことである。具体的には,SMS(ショート・メッセージ・サービス)による電話機のリモートロック機能を搭載している。端末が受信可能な状態であれば,紛失時など遠隔地からロックの指示を出すことで,端末からの情報漏えいを防ぐことができる。

 無線IP電話機としての使用も想定する。X01NKは無線LAN規格のIEEE802.11b/gに対応し,IP電話に用いる呼制御プロトコルであるSIP(session initiation protocol)を組み込んでいる。そのため,IP-PBXなどと組み合わせて内線用の無線IP電話機としても使用可能。接続可能なIP-PBXについては「現在検証中」(ソフトバンクモバイル)としている。

 なお,X01NKは法人専用モデルであり「個人への販売は予定していない」(ソフトバンクモバイル)という。

[発表資料]