XenEnterpriseの管理ツール
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 米XenSourceは4月24日,住商情報システム,伊藤忠テクノソリューションズと提携し日本市場に参入すると発表した。XenSourceはオープンソースの仮想マシンXenの開発者らが設立した企業で,Xenの開発で中心的な役割を果たしている。

 Xenはx86プロセッサ向けのオープンソース仮想マシン・ソフトウエア。1台の物理マシンの上で,複数のOSを稼動させることができる。すでに住友電気工業が社内の基幹業務システムでの適用を始めている。(関連記事「世界初?住友電工が業務システムで仮想マシンXenの実運用を開始,今後は社内標準に」

 XenSourceは,大規模システム向けに管理ツールなどを備えたXenEnterpriseや,Windows用のXenServerなどを商用製品として販売している。すでに日本語サイトも開設した。

 住商情報システムの子会社であるヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン(VA Linux Systems Japan)は,Xenの開発コミュニティに参加しており,貢献したコードの量は現在,世界で4番目に多いという。