カナダのResearch In Motion(RIM)は現地時間4月23日,Windows Mobile対応携帯端末の機能を拡張するアプリケーション・スイートの投入計画を明らかにした。このスイートは,仮想BlackBerry環境を実現するもの。Windows Mobile搭載端末上でBlackBerryアプリケーションとサービスが利用できるようになるという。RIMは,このスイートを特定のWindows Mobile 6搭載端末向けに,2007年後半に提供を開始する。現時点で価格は明らかにしていない。

 新しいスイートにより,Windows Mobile 6搭載端末上でBlackBerry向け電子メール,電話,カレンダ,アドレス帳といったアプリケーションが利用できるようになる。また,RIMが提供するゲートウエイ・サーバー「BlackBerry Enterprise Server」や「BlackBerry Internet Service」を経由して,BlackBerryサービスへの接続が可能となるという。

 このスイートは,既存のWindows Mobile 6の機能を補完するもの。スクリーン上のBlackBerryのアイコンをクリックするとBlackBerryアプリケーションがロードされ,BlackBerry端末と同じユーザー・インタフェースが表示される。ユーザーは,Windows MobileとBlackBerryプラットフォームを容易に切り替えられるという。

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