検索結果と同時に、Googleマップで経路を表示する。
検索結果と同時に、Googleマップで経路を表示する。
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 グーグルは2007年4月23日、パソコン版の乗り換え検索サービス「Googleトランジット」(ベータ版)の開始を発表した。同日中に開始する予定。検索結果に駅名、時間、乗り換え情報を表示するだけでなく、Googleマップ上で経路を確認できる。検索対象は日本全国の列車と飛行機。利用料は無料。

 出発地や到着地に「東京タワー」「六本木ヒルズ」と施設名を入力すれば、最寄り駅が分からない場合でも検索できる。地図はGoogleマップと同様にスクロール、拡大、縮小、航空写真に切り替えといった操作ができる。乗り換え地点をクリックすると乗り換え場所の拡大図を表示する機能もある。「赤坂」など日本各地に同じ駅名がある場合は、出発地と到着地の距離を判断して自動的に検索結果を表示する。

 グーグルは2006年10月から携帯電話向けの「Googleトランジット」を開始していた。現状でパソコン版の検索結果を携帯電話で確認できるといった連携機能は搭載していない。米国本社では2005年12月から一部の都市を対象とした試験サービスを開始したが、国全体をカバーする乗り換え検索サービスを提供するのは日本が始めてという。