式典にはグループ会社のトップが顔を揃えた。左から、イトーヨーカ堂の亀井淳代表取締役社長、セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏代表取締役社長、同社の鈴木敏文代表取締役会長、セブン-イレブン・ジャパンの山口俊郎代表取締役社長、アイワイカード・サービスの山本俊介代表取締役社長
式典にはグループ会社のトップが顔を揃えた。左から、イトーヨーカ堂の亀井淳代表取締役社長、セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏代表取締役社長、同社の鈴木敏文代表取締役会長、セブン-イレブン・ジャパンの山口俊郎代表取締役社長、アイワイカード・サービスの山本俊介代表取締役社長
[画像のクリックで拡大表示]

 セブン&アイ・ホールディングスは2007年4月23日朝6時から、電子マネー・サービス「nanaco」を始めた。まずは東京都内のセブン-イレブン約1500店舗から始め、対応店舗を順次拡大し、5月28日には34都道府県の1万1700店すべてで利用できるようにする。

 同日朝には、本社ビル前の店舗でサービス開始イベントを開催した。同イベントでセブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏代表取締役社長は、会員向けポイントを発行する他社との連携や、セブン銀行でのチャージができる、時期に応じて特定商品の購買時にポイントを加算するといった特徴を示しながら「流通業界で最強のカードにしたい」と意気込みを語った。例えば、入会促進キャンペーンとしてプラスチック・カード会員向けには6月10日まで、モバイル会員向けには200ポイントを発行する。

 今後、2007年夏以降にセブン-イレブンの各店でJCBが推進する携帯電話機クレジット・サービス「QUICPay」が利用可能になるほか、2007年秋にはイトーヨーカドーやデニーズでもnanacoを利用できるようにする。同時期には、他社の電子マネー・サービスも利用できるようにする。複数のサービスに対応できるよう、店舗のPOSレジは他社サービスのアプリケーションも処理できるリーダー/ライター機能を搭載している。