米Googleはビデオ会議ソフトウエアを手がけるスウェーデンのMarratechを買収する。同社エンジニアリング担当バイス・プレジデントのDouglas Merrill氏が米国時間4月19日に,公式ブログへの投稿で明らかにした。Googleの従業員は,インターネット接続環境があれば,ビデオ会議に参加できるようになる。

 同社は,当初,Marratechのソフトウエアを社内向けに導入するが,将来的に社外に提供するか,あるいは自社製品と統合するかについては明言を避けた。同ソフトウエアはWindows,Mac OS,Linuxに対応するという(米InfoWorld)。

 買収手続き完了後も,Marratechの社員は引き続きスウェーデンで研究開発に取り組む。

 またGoogleは,過去に訪問したページの閲覧および検索が行える新機能「Web History」の提供を開始した。同社パーソナライゼーション担当プロダクト・マネージャのPayam Shodjai氏が同日投稿したブログ記事によると,新機能では,かつて閲覧したことのあるWebページをすばやく再訪したり,訪れたことのあるWebページの全テキストにわたって検索することが可能。

 Web Historyを使用するには,「Google Account」に登録し,「Google Toolbar」の「PageRank」を有効にする必要がある。なお,他のユーザーがWeb Historyの内容にアクセスすることはできないという。

[Merrill氏のブログ投稿記事]
[Shodjai氏のブログ投稿記事]