実証実験のイメージ
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モニターに配布される赤外線送信機とコンセント
モニターに配布される赤外線送信機とコンセント
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 2007年4月19日、エヌ・ティ・ティ・ネオメイト(以下NTTネオメイト)とブイキューブ、冨士精密の3社は家電製品を携帯電話から遠隔操作するサービス「ユーコンセント」の実証実験を開始、翌日からモニターを募集すると発表した。実験期間は同年5月下旬から8月末まで。その後、9月から本サービスを提供する予定。料金は月額で500円程度を想定している。

 モニター募集はNTTネオメイトのWebサイトで行い、100名を募集する。今回の実証実験では、NTT西日本のフレッツ回線を利用している近畿エリアのユーザーが対象。

 モニターには無線LAN経由で電源をオン/オフできるコンセントを2台と、赤外線信号の送信機を1台配布する。このコンセントにテレビやビデオ、照明器具などをつないで、無線LAN経由で電源をオン/オフする。赤外線送信機は複数の機器を操作できるマルチリモコンのような機能を持ち、これも無線LAN経由でエアコンなどを制御する。NTTネオメイトでは「ビデオの録画操作や、エアコンの温度の上げ下げ程度はコントロールできる」という。

 携帯電話からはNTTネオメイトのサーバーにアクセスし、電源オン/オフの設定を行う。毎日21時にエアコンの電源をオンにする、あるいは旅行に出かける際の防犯対策として10日間は毎日20時から24時まで照明を点灯する、といった設定が可能。
 無線LAN対応のコンセントや赤外線送信機は数秒間隔で定期的にNTTネオメイトのサーバーにアクセスして情報を取得し、自動的に電源をオン/オフする。初期設定にパソコンを使用するが、設定後はパソコンなしで単独で動作する。