NECは2007年4月13日,上流工程から下流工程までをカバーするSIベンダー向け統合開発環境の新版「SystemDirector Enterprise V3.0」(SDE V3.0)を販売開始した。テスト工程に入った開発プロジェクトを支援する機能を強化したもの。価格は,Java環境向けが500万円(税別)から,.NET環境向けが500万円(税別)から,Javaと.NETの両環境向けが800万円(税別)から。

 Java版の新版では,ソースの生成/抽出とコンパイル,テスト/稼働環境への反映といった,結合テスト以降で繰り返して行う一連の作業を,SDE管理下でバッチ処理できるようにした。一方,.NET版では,開発ツールが管理している情報から必要な情報を収集して仕様書を自動生成できるようにした。これにより,手作業による仕様変更が要らなくなる。

 SDEはもともと,NECが自社で利用するために開発したソフト。2006年3月に初期版の外販を開始した。