写真●ケーブルテレビ無線利活用促進協議会の理事長に就任した東京大学と早稲田大学の名誉教授である安田靖彦氏
写真●ケーブルテレビ無線利活用促進協議会の理事長に就任した東京大学と早稲田大学の名誉教授である安田靖彦氏
[画像のクリックで拡大表示]

 日本ケーブルテレビ連盟は4月19日,ケーブルテレビ(CATV)事業者の無線技術の利用促進を狙う「ケーブルテレビ無線利活用促進協議会」を正式に設立した。協議会設立の意向は3月に発表済みだ(関連記事)。

 協議会の目的は設立意向を発表したときと同様で,CATV事業者が無線技術を利用した新サービスを実現するための検討を行う。第一弾として,モバイルWiMAXの事業化に向けた検討を行うとしている。

 協議会には,最大手のジュピターテレコムやモバイルWiMAXの実証実験を実施している福井県の嶺南ケーブルネットワークなど115社のCATV事業者の参加が決定。さらに15社の申し込みも来ているという。

 理事長には,東京大学と早稲田大学の名誉教授である安田靖彦氏が就任(写真)。副理事長には,日本ケーブルテレビ連盟の唐澤俊二郎理事長,日本CATV技術協会の中川康彦理事長,YRP研究開発推進協会の甕(もたい)昭男会長が就任した。