2007年4月19日、TDKはDVD-RやBD-Rなど記録メディアの販売事業を米イメーションに約360億円で譲渡すると発表した。イメーションはTDKブランドの使用権利を持ち光ディスクなどはそのまま販売される。

 TDKでは記録メディアの研究開発、製造部門は引き続き社内に有し、イメーションへの製品供給のほか、OEM販売も継続するとしている。

 イメーションは対価の約360億円を、約336億円の普通株式と約24億円の現金で支払う。これによりTDKはイメーションの発行済み株式の約17%を持つ筆頭株主となる。ただし、合意では発行株式の22%以上は取得しないとしている。

 譲渡するのは、光ディスクのほか磁気テープ、関連するアクセサリーなどの販売事業。TDKでは「イメーションとは製品供給契約を締結しており、25年間はTDKブランドの製品を供給してもらう予定」としている。