セイ・テクノロジーズは,Red Hat Enterprise Linuxの監視ソフト「BOM for Linux Ver.1.3」を,2007年4月23日に販売開始する。同社が開発したWindows OS向け監視ソフト「BOM for Windows」のLinux版に相当する。出荷は2007年5月7日。価格は12万8000円(税別)から。

 BOM for Linuxは,監視対象のLinux機上で動作するエージェント・ソフトと,集中監視コンソールで構成する。エージェントは,OSの監視と警告,リカバリを担当する。

 監視項目のうち,何と何を監視すればよいのか,を用途に合わせてテンプレート化している。監視コンソールのGUI画面から監視内容を選ぶことで,必要な情報を取得できる。例えば,メールとファイル共有に関する監視テンプレートを選べば,メール・サーバー・ソフトとファイル共有サーバー・ソフトを自動的に監視するようになる。

 テンプレートの監視対象としてはこのほか,OS(メモリー,ディスク,CPU,プロセス,ネットワークなどの基本リソース監視),基本のデーモン(inetd,bind,syslogd,crondなど),ウイルス対策ソフト,データ・バックアップ・ソフト---などがある。

 稼働OSは,Red Hat Enterprise Linux 3以降。