富士通は4月19日、同社のIAサーバー最上機種であるPRIMEQUEST上で、仮想マシン機能の「Xen」が利用できるようになったと発表した。PRIMEQUEST上で、「Red Hat Enterprise Linux（RHEL）5」をサポートしたことによって可能になった。

　Xenを利用することで、PRIMEQUESTは最大60個の仮想マシンに分割できる。仮想マシン上で稼働するOS（ゲストOS）は、（1）RHEL 5、（2）RHEL Advanced Server、（3）Windows Server 2003 Enterprise Edition、（4）Windows Server 2003 Datacenter Editionの4種類である。

　PRIMEQUESTは、パーティショニングによる仮想化機能を実装している。これにXenの仮想マシン機能を組み合わせることができる。
　最上位モデルのPRIMEQUEST 580の場合、「物理パーティショニング（PPAR）」が最大8個、「拡張パーティショニング（XPAR）」が最大16個作成できるので、Xenを組み合わせると理論的には最大で960個の仮想マシンを動作させることが可能だ。

　価格は、PRIMEQUEST 520（最小構成）が546万円からである。