米GoogleのSchmidt氏
米GoogleのSchmidt氏
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 インターネット広告大手の米Double Clickの買収を計画する米GoogleのEric Schmidt最高経営責任者(CEO)はラスベガスで開催中の「NAB2007」で,Double Clickの買収には独占禁止法の問題があるとした米Microsoftに反論した。元テレビキャスターとの対談でSchmidt氏は,「Microsoftの指摘は間違っている。Googleが持つ広告市場のシェア(市場占有率)は1~2%にすぎず,独禁法上の問題があるというのは理解できない。買収計画が気に入らなかったのだろう」と述べた。

 Microsoftは過去にパソコンの基本ソフト(OS)の分野で,司法省などから独禁法違反で提訴された。それだけにSchmidt氏は,「(独禁法上の問題があるとしたのは本当に)Microsoftなのか」と何度も首をかしげてみせ,聴衆の笑いを誘った。