米EMCは4月17日(米国時間)、2007年12月期第1四半期決算を発表した。売上高は前年同期比17%増の29億8000万ドル。15四半期連続で2桁増となった。

 好調だったのは、買収したVMwareの売り上げである。前年同期比95%増の2億5600万ドルを記録した。その要因として同社は、「さまざまな業界や規模の企業で、VMwareをサーバー統合など仮想化のインフラとして採用するケースが増えている」ことを挙げる。地域別では、アジア・日本地域がマネジメント・チームを強化して、約30%の売り上げ増となった。

 売り上げ構成で見ると、44%を占めるストレージ製品などのハードウエア部門では、売上高が前年同期比6%増にとどまった。これに対し、ソフトウエア部門(構成比40%)の売上高は同29%増、サービス部門(構成比16%)では同21%と伸びている。