セキュアコンピューティングジャパンは,世界中のユーザー企業によるレピテーション(評価)によって得られたアクセス制限すべきIPアドレス/ドメイン名/URLを,アクセス制御などのフィルタリングに利用できるようにしたファイアウォール新機種「Sidewinder 7.0」を2007年6月に出荷する。開発会社は米Secure Computing。

 Sidewinderは,ファイアウォール/UTM(統合脅威管理)機器。今回新たに,レピテーションによって得られたデータをファイアウォール機器から利用できるようにした。具体的には,例えばインターネットと社内LANをつなぐエッジ(境界)部分でスパム送信者からのアクセスを防御して社内LANの負荷を軽減する,といった使い方が可能になる。

 レピテーションの仕組みとしては,米Secure Computingが買収した米CipherTrustのTrustedSourceを用いる。TrustedSourceは従来,米CipherTrustの製品系列であるメール・セキュリティ機器「IronMail」や「IronMail Edge」などから利用されていた。

 また,他社製品としては,Web高速化を主体とする米F5 Networksのネットワーク・アプライアンス「BIG-IP」でTrustedSourceが利用されている。