8コア構成の「SKULLTRAIL」
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2007年後半に登場する次期「Viiv」の概要
2007年後半に登場する次期「Viiv」の概要
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家電向けCPU「CE2110 メディア・プロセッサー」の概要
家電向けCPU「CE2110 メディア・プロセッサー」の概要
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エリック・キム氏
エリック・キム氏
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 米インテルは開発者向け会議「Intel Developer Forum(IDF) Spring 2007」で、8コア構成のデスクトップやデジタルホーム向けプラットフォーム「Viiv」の次世代版に加え、家電用CPUについて紹介した。

 エリック・キム上席副社長兼デジタルホーム事業本部長によると、今年中にゲーマー向けの高性能デスクトッププラットフォーム「SKULLTRAIL」(スカルトレイル:開発コード名)を投入する。SKULLTRAILは2つのクアッドコアCPUを搭載し、合計8つのCPUコアを持つ。

 キム氏は続いて、2007年後半に登場するデジタルホーム向けプラットフォーム「Viiv」の次世代版を紹介した。現状のDDR2メモリーよりも高速なDDR3メモリーに対応する。CPUとチップセットを結ぶFSB(フロントサイドバス)は1333MHzになる。

 Windows Vistaで提供予定の、マルチメディア機能を強化する技術「DirectX 10」に対応するという。次世代の無線LAN規格「IEEE802.11n」にも対応。マザーボード上に専用のフラッシュメモリーを搭載する「ターボ・メモリー」を利用できる。

 キム氏は最後に、家電向けのCPU「CE2110 メディア・プロセッサー」について紹介した。これは動作周波数が1GHzのプロセッサーと、MPEG2/H.264対応のハードウエアビデオデコーダーや、メモリーコントローラーなどを一体化したもの。2008年前半に登場するという。

 家電メーカーにとっては、高い処理能力を持つ新製品をより短い期間で開発できる。現在、沖電気工業などがCE2110 メディア・プロセッサーを搭載したセットトップボックスの開発を計画中とのこと。