写真1●ニフティが開始した動画投稿共有サービス「@niftyビデオ共有β(ベータ)」
写真1●ニフティが開始した動画投稿共有サービス「@niftyビデオ共有β(ベータ)」
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 ニフティは4月17日,同社が運営するポータルサイト「@nifty」において,動画ファイルを投稿したり共有したりできるサービス「@niftyビデオ共有β(ベータ)」を開始した。利用するには無料の会員登録が必要。利用者の声を順次サービスに反映させていく「@niftyラボ」での開始となる。

 @niftyビデオ共有βで投稿できる動画ファイル形式は,デジタルカメラで撮影した動画(AVI/MOV/MPEG/MPG形式)や携帯電話で撮影した動画(3gp/3g2形式),映像作成ソフトで制作した動画ファイル(AVI/MOV/MPEG/MPEG/MP4/M4V/WMV/FLV形式)。自動的にFlash専用ファイルに変換され,サイトにアップロードされる。MPEG4形式への変換も可能で,ポッドキャスティングでも動画を配信可能。投稿する動画には第三者利用の範囲を指定するクリエイティブ・コモンズのライセンスを付与できるほか,ユーザー間でコメントや評価を付けられる。

 さらに気に入った動画は「マイクリップに追加する」ボタンでライブラリとして登録できるほか,同社が提供するブログサービス「ココログ」をはじめ,他社のブログサービスの記事中にも張り付けられる。

 一方,@niftyビデオ共有βはニフティが提供する情報サイトの動画投稿プラットフォームとしての位置付けでもある。ショートムービー発掘サイト「NeoMrePublic」や旅行情報サイト「Travel@nifty」,温泉情報サイト「@nifty温泉」などニフティがテーマごとに提供している情報サイトと連携していく予定。連携の方法はサイトによって異なり,「動画投稿の入り口を設けるだけのケースもあれば,そのサイトから投稿された動画を一覧表示するケースもある」(ニフティ)としている。 

 著作権侵害や肖像権侵害など違法な動画コンテンツの取り締まりについては外部の監視会社に委託し,24時間体制で監視。規約に反しているものに関しても削除する方針だ。

 現時点では動画広告は入っていないが,今後は広告収入も検討していくという。携帯電話からの動画投稿には,今後対応していく予定である。

[発表資料]