台湾のVIA Technologiesと米Hewlett-Packard(HP)が中国で現地時間4月13日,中国市場向けの「VIA C7-D」プロセサ搭載デスクトップ・パソコン「HP Compaq dx2020」を発表した。

 dx2020は,中国で販売する企業向けデスクトップ・パソコン。EU(欧州連合)の有害物質規制であるRoHS指令に準拠しており,中国政府の省エネルギー評価組織China Energy Conservation Project(CECP)からの認定も受けた。

 搭載するVIA C7-Dプロセサは,動作周波数が1.5GHz,システム・バス(FSB)クロック周波数が400MHz,製造プロセス・ルールが90nm,消費電力が20W。セキュリティ機能「VIA PadLock Security Engine」を搭載し,データの暗号化が行える。

 dx2020の主な仕様は以下の通り。

・メモリー:最大1Gバイト(DDR2 533 SDRAM)
・ハード・ディスク装置:最大160Gバイト(Serial ATA対応,7200rpm )
・チップセット:VIA CN700 Digital Media Chipset
・グラフィックス:VIA UniChrome Pro II
・インタフェース:USB2.0×6
・サイズ:36.7×17.5×42cm

 米メディア(InfoWorld)によると,dx2020は大手メーカー初のVIA製プロセサ搭載デスクトップ・パソコンという。

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