総務省は2007年4月13日,戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)で2007年度に支援する50件の課題を決定したと発表した。具体的には,新世代ネットワーク技術やネットワークセキュリティ技術,ユーザーインタフェース技術などに関する課題を選定した。

 同制度は総務省が情報通信分野の研究開発を強化するために,1年間当たり1000万~5000万円の研究資金を援助するものである。2007年度の支援テーマについては2006年10月に公募を行い,合計で273件の応募があった。総務省は今回の課題選定に当たっては,若手研究者や地場産業を育成することを重視したという。