日本マクドナルドは4月13日,同社の携帯電話向けサイト「“トクする”ケータイサイト」の登録会員数が4月10日集計分で200万人を突破したと発表した。同サイトは2003年に開設されたもので,会員限定の「ケータイクーポン」や,サイト内ゲーム,待ち受け画像,毎週プレゼントが当たる「マックチャレンジ」といったサービスを提供中。新規登録,サービス利用ともに無料だ。

 同サイトの会員が100万人を突破したのは2006年12月のこと。約4カ月間で会員数を倍増させる形となった。短期間で会員が急増した理由の一つとして同社は,「店舗内での携帯電話クーポン利用者が,サイトを知らない顧客に対する認知度を上げる役割を果たしたのではないか」(同社のコミュニケーション部)と分析している。また属性は,6割近くが女子学生から30代の女性で,子供を持つ女性会員も多いという。同社は,2007年12月までに350万人以上を目指すとしている。

 日本マクドナルドは2007年2月に,おサイフケータイを使ったクレジット決済「iD」や電子クーポン「トルカ」の利用に関してNTTドコモとの提携を発表済み(関連記事)。「ドコモとのおサイフケータイ・サービスの開始とともに新しい会員組織を作り,“トクする”ケータイサイトの会員が新会員組織に移行するよう促していく」(コミュニケーション部)。

 現在のクーポン利用では,店舗で携帯電話の画面を見せるだけの利用方法で,細かい利用者数や利用者属性などは把握できない。「新会員組織に移行した後は,トルカを活用することで細かいワン・ツー・ワン・マーケティングや,エリア別サービスなどを始めていくことも検討している」(同)。