米Appleは米国時間4月12日,次期版OS「Leopard(開発コード名)」の出荷が10月にずれこむ見通しであることを明らかにした。6月11日より開催される世界開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)」でLeopardをリリースする予定だったが「それまでに機能は揃うが,当社および顧客が期待する品質を提供できない」(同社)としている。

 一方,携帯電話とiPodの機能を併せ持ち,電子メールの送受信やネット・サーフィンが可能なスマートフォン「iPhone」は予定通り6月下旬の出荷開始に向けて,順調に必要な認可を得ているという。同社は,「iPhoneを完成させるために,Mac OS Xチームの技術やリソースを借りる必要があった。結果的にLeopardリリースを遅らせることになってしまった」と説明している。

 なお,WWDCでは完成版に近いかたちでLeopardを披露し,最終テストを行ってもらうためにベータ・コピーを開発者に配布する計画である。

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