写真1●「W-ZERO3」の未来像を描いた「W-ZERO3 Future Edition」
写真1●「W-ZERO3」の未来像を描いた「W-ZERO3 Future Edition」
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写真2●ぬいぐるみ型端末「くまふぉん」
写真2●ぬいぐるみ型端末「くまふぉん」
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写真3●プラモデル型端末「PLAMOPHONE」
写真3●プラモデル型端末「PLAMOPHONE」
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 ウィルコムは,4月12日~13日にかけて東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催中の「WILLCOM FORUM & EXPO 2007」で,「携帯という領域を超えて」というコンセプトを掲げて同社の端末の未来像を参考展示している。

 中でも目を引いたのは,人気のスマートフォン「W-ZERO3」の未来像を描いた「W-ZERO3 Future Edition」。無線などPHSの心臓部の回路をモジュール化した「W-SIM」を同時に2枚使用し,「伝送速度の高速化や,通話しながらWeb閲覧できるような同時2接続を可能にする」(ウィルコムのプロダクト統括部の堀田峰布子課長補佐)。あくまでもコンセプト機だが,堀田課長補佐によると,重量は現在のW-ZERO3と同程度にし,厚さは20mm程度にしたいとする。

 ただしこのW-ZERO3 Future Editionは,ウィルコムが単独で制作したもの。W-ZERO3の製造元であるシャープは関与していないという。現行のW-ZERO3の説明をしていたシャープの担当者も「私もこれを見るのは初めて」と述べていた。

 このほかウィルコムは,ぬいぐるみ型端末「くまふぉん」(写真2)や,プラモデル型端末「PLAMOPHONE」(写真3)など10機種以上を展示している。くまふぉんは,キー操作が難しい3歳から8歳までの子供をターゲットとした端末。ぬいぐるみの右手を押すだけで母親に電話をかけたりすることができるという。一方のPLAMOPHONEは,端末の外装をプラモデルとして,ユーザーが自分で組み立てられるようにしたもの。ウィルコムの広報グループによると,「外装がプラモデルでも中身は普通の端末なので,実現する可能性は比較的高いかもしれない」としている。