任天堂は2007年4月12日、家庭用ゲーム機「Wii」にダウンロードして使う「インターネットチャンネル」の正式版の提供をスタートした。
インターネットチャンネルは、Wiiにブラウザー機能を提供するもの。ノルウェー オペラソフトウエアの「Opera」をWii向けにカスタマイズしたブラウザーを使っている。URL入力や、お気に入りの登録がすべてリモコンでできる。
インターネットチャンネルは2006年12月にベータ版として提供を開始した。正式版の提供に当たって、トップページに「検索」機能を追加。トップページの検索ボタンを押すと「Google」もしくは「Yahoo!検索」が利用できるようになる。
子供などがインターネットを使えないようにする「ペアレンタルコントロール」機能も搭載。ペアレンタルコントロール機能を設定しておけば、インターネットチャンネルを起動した際にパスワードを求められる。
「お気に入り」にはGoogle、Yahoo!検索、Operaと任天堂のホームページ、デジタルアーツの「i-フィルター for Wii」があらかじめ登録されている。デジタルアーツの「i-フィルター for Wii」はWebフィルタリングソフト。子供などが使った場合に、適切でないサイトを表示しないようにできる。2008年4月末日までに申し込んだユーザーは、同日までi-フィルター for Wiiを無料で利用できるキャンペーンを実施する。その後は月額315円で利用が可能だ。
このほか、インターネットチャンネルの起動時間を5秒以上短縮したり、お気に入りに登録できる件数を21件から48件に増やした。インターネットチャンネルは、「ショッピングチャンネル」で2007年6月末までは無料でダウンロード可能。2007年7月以降は有料(500Wiiポイント)になるが、無料期間中にダウンロードしたユーザーはその後も無料で利用できる。