写真1●ターボリナックスのソフトフォン「TurboPhone2」の画面
写真1●ターボリナックスのソフトフォン「TurboPhone2」の画面
 ターボリナックスは4月11日,販売中のIP-PBX製品「InfiniTalk」につないで使うソフトフォンの新版「TurboPhone2」を発表した(写真1)。新版では,音質面と操作面を改良した。TurboPhoneがつながるInfiniTalkは,オープンソースのIP-PBXサーバー・ソフトであるAsteriskをベースにしたソフトウエア製品である。

 音質面では新規にジッタ・バッファを搭載して,遅延と音質のバランスを調整できるようにした。またマイクロソフトの「Direct Sound」に対応することでも,音質向上を図っている。このほかマイク・ボリュームの調整を行えるようにした。操作面では,別売のUSBハンドセットに対応。短縮ボタンを搭載した。またプログラムを最小化している時に着信した際,最前面にポップアップしない設定が可能になっている。

 TueboPhone2は,4月末に出荷を始めるInfiniTalkの新バージョンに無償でバンドルする。InfiniTalkの現行ユーザーに対しては,年間保守サービスに加入していれば無償で提供する。

 動作環境としては,OSにWindows2000/XP,メモリー64Mバイト以上,Pentium 133MHz以上を搭載したパソコンが必要。通信環境は,上り・下りでそれぞれ29.2kビット/秒以上の帯域が必要である。専用のUSBハンドセット(長塚電話工業所の「WB-2001-NDK1」)は,税別8800円である。

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