写真●富士通のIPCOM EX2000 IN
写真●富士通のIPCOM EX2000 IN
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 富士通は4月11日,ネットワーク・サーバー「IPCOM EXシリーズ」の新製品として「INシリーズ」(写真)を発売した。1Uサイズのロード・バランサー(負荷分散装置)で,セキュリティ機能であるUTM(unified threat management)を搭載しているのが特徴。

 INシリーズには,IPCOM EXシリーズが提供する機能をすべて搭載した。サーバー負荷分散とリンク負荷分散,帯域制御とファイアウォールなどである。今回、ファイアウォールにUTMを追加した。UTMには,IPS(intrusion prevention system)とアンチウイルス,Webコンテンツ・フィルタリングなどのセキュリティ機能が含まれている。

 富士通は,複数の機能を1台に搭載したことによって,コスト削減が可能になるとしている。同社製の単機能製品の組み合わせに比べ,INでは運用コストを約2分の1,消費電力を約8分の1にまで下げられるという。

 IPCOM EXシリーズではINのほかに,ファイアウォール機能を搭載する「SC」,帯域制御とリンク負荷分散機能を搭載する「NW」,サーバー負荷分散機能を搭載する「LB」の3機種を販売している。3機種のいずれも最上位機はINにアップグレードできる。

 INの価格は税別420万円から。

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