公衆無線LANサービス「FON」を提供するフォン・ジャパンは4月11日,日本国内のアクセス・ポイント(AP)数が1万カ所を突破したと発表した。同社はこれを記念して,4月14日の1日限定でFON対応の無線LAN AP「La Fonera」を同社のWebショップで無料提供するキャンペーンを実施する(送料は別途必要)。同時に,同日は九十九電機でも500円で販売する。

 FONは,ユーザーの自宅に設置した「LaFonera」と呼ぶ専用の無線LAN APを,ユーザー間で共有して利用する公衆無線LANサービス(関連記事)。利用者が自身のAPを無償提供し,他者のAPも無償利用できる「ライナス」(Linus)と呼ぶサービスを提供している。

 フォン・ジャパンによると,ライナス型サービスを利用して他者に開放しているAPの数が3月30日に1万カ所を突破。4月8日時点では1万691カ所に達しているという。分布では東京都が最も多く,大阪府,愛知県がこれに続いている。これにより,国別のAP数ではドイツ,米国に次ぐ3位に浮上した。