ネットスイート日本法人は4月9日、仮想世界サービス「Second Life」を運営する米リンデンラボが、米ネットスイートのSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)であるNetSuiteを、基幹系業務の処理に採用したと発表した。

 1年間で7倍の規模に達したセカンドライフの急成長に伴って、自前の基幹系システムでは処理しきれない点が出てきたため、リンデンラボはネットスイートのサービス導入に踏み切ったという。サービスの導入には、NetSuiteの有力ソリューション・プロバイダであるスカイテック・ワールドワイドが当たった。スカイテックの提供する「SkyyTran」を利用することで、会計業務の移行、他の既存システムとの統合、支払い手続きのペーパーレス化などを60日で実現している。

 リンデンラボは、導入期間の短さや既存の業務システムをどう統合化できるかといった点を考慮しNetSuiteを選んだという。今後、リンデンラボはネットスイートのCRMサービスの導入も進める。