「iCOT Assistant」の位置づけ。黄色い枠の部分をカバーする
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進捗状況の管理画面
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サブプロセス別進捗管理表の画面
サブプロセス別進捗管理表の画面
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 日立ソフトは4月9日,内部統制における運用テストを支援するソフト「iCOT Assistant(アイコットアシスタント)」を発売すると発表した。システム・コンサルティングを手がけるビジネスブレイン太田昭和と共同で開発した。米国SOX法対応,主に金融機関の運用テストのノウハウをベースにしているが,内部統制の再構築に取り組む他業種の企業にも適用できるという。

 内部統制の構築では,業務記述書,業務プロセスのフローチャート,リスクコントロールマトリクス(RCM)などの様々な文書を作成し,RCMの内容に沿って,各リスクに対する統制を部署ごとにテストを実施する。「iCOT Assistant」は,こうした内部統制の運用テストを,計画策定から進捗管理,結果の登録及び承認まで一元管理できる。

 計画策定では,EXCEL形式のテスト進捗管理テンプレートを自動生成し,管理者は拠点やプロセスなどの進捗管理項目を自由に設定できる。テスト結果の記録シートや証憑を保管し,業務記述書やRCMなどの文書と相互に参照できる。さらに業務プロセス・拠点別に,不備がある場合の是正状況を管理したり,拠点・部署に進捗状況を自動集計する機能がある。

  価格は735万円からで,出荷開始は8月を予定している。