山梨県甲府市は、情報システムのダウンサイジング/アウトソーシング計画(こうふDO計画)についてのコンサルティング事業者の公募を開始した(同市の告知サイト)。

 甲府市は3月30日、NECと「こうふDO計画」に関する12年間の包括契約を結んだ。契約は総額で約46億9800万円。2007-2008年度でシステム構築、2009年度から10年間のシステム利用契約を結んだ。住民情報、税務など基幹系業務、人事給与、税務などの内部業務、ITヘルプデスクなどインフラ系の、主要48業務のシステムについて、システム購入ではなくサービスの提供を受ける形態で委託。パッケージソフトを使い、法改正対応やサポートなども含めた包括契約にすることによって、同市の試算では12年間で38.5%のコスト削減につながるという。

 今回甲府市が公募するコンサルティングの業務内容は、こうふDO計画を進めていくために市が設置したPMO組織の運営支援、実際のプロジェクトマネジメント支援、業務主管課によるワーキンググループの運営支援、職員へのプロジェクトマネジメント教育支援の4つ。契約期間は2008年3月末まで。