ベリタス・コンサルティングは4月6日、日本版SOX法対応プロジェクト内の情報共有を支援するサービス「J-SOX WikiNote」を発表した。コンテンツ管理ソフトのWikiをベースに開発したベリタス・コンサルティングの情報共有ソフト「WikiNote」に、日本版SOX法対応を進めるうえで必要な項目を事前に設定して提供する。

 「Wikiは複数人での情報共有や記録の追跡が必要な、日本版SOX法対応プロジェクトに向いている」とベリタス・コンサルティングの上野武史オープンソースシステム事業部サブマネージャーは話す。社内のプロジェクト関係者だけではなく、社外の監査人やコンサルティング会社との情報共有も可能だ。

 J-SOX WikiNoteで事前に提供する項目は、「監査用文書のアップロード用」や「有効性評価担当者の注意点の共有」など。これらの項目を基に、「導入企業のプロジェクト体制をヒアリングしながらカスタマイズする」という。J-SOX WikiNoteはASP形式で提供する。価格は初期費用が504万円で、月額10万5000円が別途必要。サービスは4月中旬から開始する。