ソフトバンクテレコムは4月5日,無線LANシステムの構築を支援するサービス「ULTINA ワイヤレスオフィス」の提供を開始した。無線LANの構築時に必要なオフィスの電波環境の調査や,機器のレンタルと設置工事,さらに保守と運用監視をパッケージ化して提供する。

 ソフトバンクテレコムは,オフィスの外来波や電波強度を測定した上で,無線LANシステムを構築するために必要な無線LANアクセスポイントの数や無線規格などを確認。アクセスポイントやスイッチの設置工事や,オペレーション・センターから機器を24時間365日体制で遠隔監視するサービスを提供する。アクセスポイントにはシスコ製のAironetシリーズを利用する。

 ソフトバンクテレコムのIP-VPNサービス「ULTINA IP-VPN」や広域イーサネット・サービス「ULTINA Wide Ethernet」のユーザーならば,これらのリモート接続サービスと同じIDとパスワードで無線LANを利用できるようになる。他の通信事業者のWANサービスを利用している場合には,ULTINA ワイヤレスオフィスのアクセス回線としてソフトバンクテレコムの回線を契約する必要がある。

 価格は個別見積もり。例えば機器の設置工事と運用監視サービスの組み合わせという具合に,パッケージ・メニューの中からサービスを選択することも可能だ。

[発表資料]