写真●The CoopをアドオンしたFirefox
写真●The CoopをアドオンしたFirefox
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 米Mozilla Foundationが米国時間4月2日,オープンソースWebブラウザ「Firefox」にソーシャル・ネットワーキング機能を付加するアドオン「The Coop」を発表した。同アドオンを利用すると,友人や家族のあいだでWebページ/動画/写真/ブログ記事といったインターネット・コンテンツの情報や,オンライン/オフラインといったステータス情報を交換できるという。

 The Coopは,Firefox上でオンライン・コンテンツなどの交換を可能とするアドオン。ほかのユーザーを友人として登録すると,友人一覧に顔写真などを表示する。各ユーザーの写真をクリックすると,そのユーザーが写真共有サービス「Flickr」に追加した写真,気に入っている動画共有サービス「YouTube」のビデオ,関心のあるWebページやブログ記事のほか,そのユーザーのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Facebook」アクセス状況などを確認できる。

 ほかのユーザーに何か情報を知らせたい場合は,そのユーザーの写真上に対象コンテンツをドラッグ&ドロップすればよい。反対にほかのユーザーから情報が届くと,そのユーザーの写真が光る。

 まだThe Coopは試作段階にあり,現在アドオン提供サイトaddons.mozilla.org(AMO)の「sandbox」コーナー(要ユーザー登録)でのみ入手可能。MozillaはThe Coop開発プロジェクトのWebページに実装予定の機能を掲載しているが,具体的な開発スケジュールや提供時期などは明らかにしていない。

[発表資料]
[The Coop開発プロジェクトのWebページ]