パソコンを使わずにSkypeで通話ができる「LAN-WSPH01WH」
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「FONアカウント」でIDとパスワードを入力しておく
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FONへの接続状況も参照できる
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 フォン・ジャパンは2007年4月4日、同社の公衆無線LANサービス「FON」に接続できるアプリケーションを、ロジテックのSkype専用携帯「LAN-WSPH01WH」向けに提供すると発表した。

 ロジテックは2006年9月にSkype専用の携帯端末であるLAN-WSPH01WHを発表。パソコンが不要で、無線LANに対応するため、Skypeを利用して無線LAN環境下で通話できるのが特徴だ。ただし、ブラウザーソフトを搭載しないため、認証を必要とする公衆無線LAN環境下などでは使えず、利用シーンは家庭内の無線LAN環境下や認証を必要としない一部公衆無線LANサービスでの使用に限られていた。

 LAN-WSPH01WHでFONのアクセスポイントに接続する際も本来は認証が必要だが、今回提供されたアプリケーションを使うことでこの問題を解決する。ユーザーは設定メニュー画面から「FONアカウント」を登録すれば、FONアクセスポイントに接続できるようになる。

 FONは現在国内に約9500、海外を含めると約13万のアクセスポイントを設置しており、海外でもFONを利用してSkypeを使った通話が可能になる。アプリケーションにネットワーク名やSSIDを保存しておけば、FONのアクセスポイントが利用できるエリアですぐに接続して使える。

 LAN-WSPH01WHの売れ行きは、発売以降トータルで数万台レベルと好調な模様。「月に1000~2000台かと思っていたが、想像以上の数が販売できた。2006年11月~12月には店頭から消えていた」(ロジテック)ほどだという。

 現在店頭にある製品や既に販売済みの製品は、ロジテックのホームページでアップデートできる。今後店頭に投入する製品にはあらかじめアプリケーションがインストールされた状態で出荷される。

 FONのサービス開始当初から店頭販売で協力している九十九電機では、2007年4月7日からLAN-WSPH01WH本体、交換用バッテリー、充電スタンドをセットで販売するキャンペーンを実施する。