情報処理推進機構(IPA)は2007年4月3日、セキュリティに関する2007年3月分の相談などの届け出状況を発表した。これによると、もっとも多かった相談がワンクリック詐欺。相談件数は316件で、過去最高を記録した前月の287件を上回った。
ワンクリック詐欺とは、Webサイトに置かれた画像やアイコンをユーザーがクリックしただけで有料サイトに登録したとみなし、払う必要のない料金を請求する詐欺のことである。
IPAは受け付けた相談事例から、検索エンジンでユーザーが利用しがちなキーワードにヒットするようにワンクリック詐欺サイトが構築されているようだと指摘している。検索エンジンに表示されるサイトが、必ずしも安全なものばかりではないことにユーザーは注意が必要である。