米BEA Systemsは米国時間4月2日,Webアプリケーション・サーバーの新版「WebLogic Server 10」をリリースした。Javaアプリケーションの開発を促進するために,中心的なWebサービス技術をアップデートしたほか,セキュリティや主要プラットフォームとの相互運用性を向上させている。BEAは,WebLogic Server 10を同社のSOA(サービス指向アーキテクチャ)戦略における基盤製品の一つとして位置づけている。

 新版では,Javaアプリケーション・プラットフォーム「Java Platform Enterprise Edition(Java EE)5」とJavaコンポーネントの標準仕様「EJB(Enterprise Java Beans)3.0」に対応するようになった。オープンソースのJava開発フレームワーク「Spring」もサポートする。

 また,オープンソースのJava開発環境であるEclipseを用いてアプリケーション開発とプロジェクト管理を支援するツール「BEA Workshop for WebLogic Platform 10」を統合した。このほかにも,クラスタリング,サービス移行などパフォーマンスに関連する機能を強化しており,アプリケーションの可用性の向上を図っている。

 BEA WebLogic Server 10は, BEAのWebサイトからダウンロード可能。OSは,HP-UX,Windows,Red Hat Enterprise Linux,Sun Solarisに対応する。

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