米Microsoftは米国時間の4月2日,ディスクレス・パソコン(PC)および仮想システム向けの新しい「Windows Vista Enterprise Edition」導入ライセンス2種類を発表した。いずれも,メンテナンス・プログラム「Software Assurance」の契約企業に対して提供する。

 ディスクレスPC向けライセンスは,ネットワーク・ストレージ装置に各ディスクレスPC用のデータ保存領域を確保している環境と,複数のディスクレスPCがデータ・イメージを共有している環境の両方に適用可能。Software Assurance契約を結んでいれば,無料で利用できる。

 仮想システム向けライセンスの名称は「Windows Vista Enterprise Centralized Desktops(VECD)」。同ライセンスにより,サーバー上の仮想マシンへWindows Vista Enterpriseを導入し,ネットワーク経由でパソコンやシン・クライアントから利用できる。料金は年額制で,クライアント1台ごとに発生する。具体的な金額は,クライアントがパソコンかシン・クライアントかによって変わる。

 米メディア(InfoWorld)によると,ディスクレスPC向けライセンスは4月2日に提供を開始し,VECDライセンスは7月より利用可能になるという。

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