米Topixは米国時間4月2日,ニュース収集サイト「Topix」を刷新した。地域ニュースの検索,投稿,編集が可能な,市民ジャーナリスト参加型サイトを目指すという。また,ドメインをこれまでの.netから.comへと変更した。

 同サイトでは,「read(読む)」「talk(話す)」「edit(編集する)」の三つのコーナーを設ける。Webサイトの入力フォームや携帯電話を使って,郵便番号を指定した地域ニュースを投稿できる。また,読者による記事編集にも対応する。

 Topix共同設立者兼CEOのRich Skrenta氏は,「人々はこれまで,関心がある地域ニュースを誰かと共有したり,話題にしたいと思っても,ブログを作成したり,Webコンテンツをゼロから作り上げるしか方法がなかった。Topixでは,誰もが自由にアクセスできるツール,コンテンツ,読者を用意して,さまざまな人と地域ニュースを話し合えるようにする」と説明している。

 同社の設立は2002年。2004年初めに「Topix.net」の運営を開始した。米メディア(CNET)によると,同サイトの月間ユニーク・ビジター数が1000万人にのぼるなど,同社は順調に読者数を伸ばしている。しかしユーザーは,サイト内の数ページしか閲覧せず,その滞留時間は短かいという。同社は双方向性サービスを提供することでサイトの魅力と広告主への訴求力向上を狙っているという。

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