米Red Hatは米国時間3月29日に,2007年度第4四半期(2006年12月~2007年2月期)と通期の決算を発表した。第4四半期の売上高は1億1110万ドルで前年同期から41%の増収となった。純利益は2050万ドル(希薄化後の1株あたり利益は10セント)で,前年同期の2730万ドル(同13セント)から減益となったが,前期の1460万ドル(同7セント)からは増益となった。

 なお,2006年度と2007年度では税金および株式報酬費用の会計処理方法が変更されており,これを調整した非GAAPベースの純利益は3270万ドル(希薄化後の1株あたり利益15セント)で前年同期の2442万ドル(同12セント)を上回った。前期の2960万ドル(同14セント)からも増益となった。

 第4四半期のサブスクリプション契約による売り上げは9590万ドルで,前年同期比で44%増加し,前期からも8%増えた。同期は,1万人以上の新規ユーザーを獲得した。

 通期でみると,売上高は前年から44%増の4億60万ドルだった。純利益は5990万ドル(同29セント)で前年の7970万ドル(同41セント)から25%の減益となった。非GAAPベースでは,前年の7790万ドル(同40セント)から1億1360万ドル(同54セント)に増えた。

 2007年は,繰延売上として前年比52%増の3億3860万ドルを計上した。サブスクリプション収入は同48%増加して3億4120万ドルに達し,新規に獲得したユーザー数は4万2000人を上回った。

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