野村総合研究所は3月27日,コンテンツの権限管理によってコンテンツの二次利用や流出を防ぐソリューションの最新版「Webコンテンツプロテクター AE Ver.3.1」(以下,WCP)および「Webブラウザプロテクター AE Ver.3.1」(以下,WBP)を4月2日に発売すると発表した。

 今回発売するVer.3.1では,WCPはInternet Explorer 7(以下IE7),Acrobat 8に対応,WBPはIE7に対応する機能を追加した。価格は最小構成でWCPが480万円から,WBPは210万円から。

 WCPは,Web上で配信するOfficeファイルやPDFファイルの二次利用を抑制するソリューション。Webサーバー側にプラグインをインストールし,コンテンツを暗号化したうえでクライアントに配信する。ユーザーがダウンロードした保護コンテンツは,印刷やスクリーンキャプチャー,ダウンロード,切り取り/コピー/貼り付けといった作業単位で制御できる。さらに,コンテンツの閲覧期間を日単位で制限することも可能だ。保護されたコンテンツは,メールの転送やUSBメモリーでの持ち出しや,Winnyなどファイル交換ソフトなどで流出があっても,ダウンロードしクライアント以外では閲覧できない。

 一方,WBPはHTMLやJPEG,GIFなどブラウザーに表示されるテキストや画像などの二次利用を抑制するソリューション。印刷やスクリーンキャプチャー(ソフトウエアを利用したキャプチャーにも対応),切り取り/コピー/貼り付け作業,ダウンロード,ソース表示,キャッシュへの書き込みなどを制限できる。コンテンツを制限するモジュールはインストーラーを配布する方法のほか,保護されたコンテンツのURLに初めてアクセスした際に自動的にモジュールをインストールする方法も選択可能だ。

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