米Oracleは米国時間3月26日,無償のWebアプリケーション構築ツールの新版「Oracle Application Express Release 3.0」を公開した。新版は,PDF形式の印刷などいくつかの新機能を追加するとともに,アプリケーション・デザイン,セキュリティ,Webサービス機能などを強化した。

 Application Expressは,Webベースのアプリケーション開発ツール。プログラミング経験の浅いユーザーでも,ブラウザを使って簡単に安全で拡張可能なWebアプリケーションの構築や管理ができるという。

 新版では,PDF形式のレポートが印刷できるようになった。そのほか,WebアプリケーションにインタラクティブなFlashチャートを組み込めるようにし,MicrosoftのAccessで作成したアプリケーションの移行をサポート。また,アイテムのレイアウトがドラッグ&ドロップ対応となり,Javaアプリケーション開発ツール「Oracle JDeveloper」やビジネス・プロセス管理プラットフォーム「Oracle BPEL Process Manager」で作成したドキュメント・スタイルのWebサービスやプロセスのサポートを強化した。

 Oracle Application Express Release 3.0は,Oracle Technology Networkから無償でダウンロードできる。また,「Oracle Database 10g」の全リリースと「Oracle 9i Database Release 2」に無償で搭載される。

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