米Time Warner傘下のAOLは米国時間3月26日,最新インターネット・メール・サービスのベータ版(開発コード名「Cayman」)の機能拡張について明らかにした。インスタント・メッセージング(IM)サービス「AIM」との統合をさらに強化するという。

 同社は,今後数週間でCaymanのアップデートを行う。WebメールのインタフェースからAIMに直接アクセスし,チャットを行えるようにする。「Buddy List」では,頻繁にやりとりする連絡先を「People Panel」上でハイライト表示するほか,IMとメールのどちらでメッセージを送るか選ぶことができる。

 Caymanの詳細については,同社のベータ・テスト・サイト「AOL Beta Central」に掲載している。

 また同社は,米Microsoftの最新OS「Windows Vista」をサポートした新版AIMを発表した。モバイル機能を向上し,Buddy Listのカスタム機能を拡大した。「AIM 6.1」は今週中にAIMのサイトを通じて無償公開する。

 併せて,AIM 6.1に対応したツールバー「AOL Toolbar 5.0」を公開する。Windows Vistaをサポートしたスタンドアロン版は,「Internet Explorer」向けが3月27日より,「Firefox」向けが4月2日の週よりAOL Toolbarのサイトからダウンロード可能になる。

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