コムスクエアは3月26日,オプトおよびディーツーコミュニケーションズと共同で,携帯電話料金の支払いに使えるNTTドコモ発行のデジタルノベルティ「ドコモコイン」を使った電話着信課金型広告(ペイパーコール)をタクシー車両媒体向けに開始した。

 ドコモコインは,NTTドコモが発行するデジタルノベルティ。1コイン=1円で月々の携帯電話料金の支払いに使える。コムスクエアらが開始したダイレクトマーケティングは,企業の広告やキャンペーン専用の電話番号が掲載された紙媒体を,タクシーの乗務員が乗客に直接案内し,ユーザーが電話による問い合わせや資料請求をすることで,ユーザーにはドコモコイン,タクシー会社には成功報酬が支払われるという仕組み。企業はユーザーからの電話件数に応じて広告料金を支払う。

 乗務員別に異なる専用電話番号を付与することから,個人別の成果を管理できるのも特徴。成果に応じて収益の一部を乗務員個人に還元する仕組みも試験的に導入していく予定だ。

 まずは神奈川県藤沢市の和光交通(40台)から開始。成果に応じて214社,5000台まで拡大する予定としている。